日本大学の付属校の一覧・偏差値ランキング・日大への内部進学など

日本大学の付属校一覧・偏差値ランキング・日大への内部進学など

日本大学の付属校の特集です。全国の日大付属校の一覧や偏差値ランキング、内部進学率などを紹介しています。又、日本大学に内部進学する方法や、基礎学力到達度テスト、日大付属校の特色などについても詳しく解説しています。

日本大学の付属校は3種類

日本大学の付属校には、「正付属校」「特別付属校」「準付属校」の3つの種類があります。それぞれの特徴と見分け方は以下の通りです。

日本大学の正付属校

日本大学の「正付属校」は、日本大学と同じ「学校法人日本大学」が運営する学校です。全国にある日本大学の各キャンパスに併設された「併設校」もあります。学校名が「日本大学〇〇」のように「日本大学」から始まる学校が「正付属校」です。(第一・第二・第三が学校名に含まれる学校を除く)

・日本大学中学校・高校
・日本大学豊山中学校・高校
・日本大学豊山女子中学校・高校
・日本大学山形中学校・高校
・日本大学明誠高校
・日本大学櫻丘高校(日本大学文理学部の併設校)
・日本大学鶴ヶ丘高校(日本大学生物資源科学部の併設校)
・日本大学東北高校(日本大学工学部の併設校)
・日本大学習志野高校(日本大学理工学部の併設校)
・日本大学藤沢中学校・高校(日本大学生物資源科学部の併設校)
・日本大学三島中学校・高校(日本大学国際関係学部の併設校)

日本大学の特別付属校

日本大学の「特別付属校」は、戦前は日大の正付属校だった学校で、戦後のGHQの財閥解体などの影響で分離・別法人化せざるをえなくなった学校です。そのため、「学校法人日本大学」とは異なる学校法人が運営しています。学校名の中にナンバー(第一・第二・第三)が含まれている学校が「特別付属校」です。

・日本大学第一中学校・高校(学校法人日本大学第一学園)
・千葉日本大学第一中学校・高校(学校法人日本大学第一学園)
・日本大学第二中学校・高校(学校法人日本大学第二学園)
・日本大学第三中学校・高校(学校法人日本大学第三学園)

日本大学の準付属校

日本大学の「準付属校」は、日大と「準付属校」契約をしている学校です。日本大学とは異なる学校法人が運営しています。一般企業のフランチャイズに近い形態と言えるでしょう。他大学では「提携校」や「系属校」と呼ぶ場合が多いですが、日大では「準付属校」も付属校として位置付けています。学校名のはじめ(「日本大学」の前)に「地域名」がついている学校が「準付属校」です。

・目黒日本大学中学校・高校(学校法人目黒日本大学学園)
・札幌日本大学中学校・高校(学校法人札幌日本大学学園)
・土浦日本大学中等教育学校(学校法人土浦日本大学学園)
・土浦日本大学高校(学校法人土浦日本大学学園)
・岩瀬日本大学高校(学校法人土浦日本大学学園)
・佐野日本大学高校(学校法人佐野日本大学学園)
・長野日本大学中学校・高校(学校法人長野日本大学学園)
・大垣日本大学高校(学校法人大垣日本大学学園)
・長崎日本大学中学校・高校(学校法人長崎日本大学学園)
・宮崎日本大学中学校・高校(学校法人宮崎日本大学学園)

付属校から日大に内部進学する3つの方法

日本大学の付属校から日本大学に内部進学する際に利用される方式は以下の3つです。

・「基礎学力選抜方式」
・「付属特別選抜方式」
・「国公立併願方式」

「基礎学力選抜方式」とは

「基礎学力選抜方式」は、全国の日大の付属校で実施されるテスト「基礎学力到達度テスト」を中心に選抜する方式です。内部進学全体の約7割を占めるメインの方式です。

基礎学力到達度テストを受けると個人成績表に「標準化点」(偏差値に近いもの)が記載されますので、これが選考に使われるスコアとなります。

「基礎学力選抜方式」の選考(セレクション)に使われる配分割合は、以下となっています。

英語・数学・国語:
高2の4月が2割・高3の4月が2割・高3の9月が6割

理科or社会:
高3の9月が10割

「標準化点」の順位が希望する学部学科で上位8割に入れば出願が可能となり、次のステップである「志望学部学科」による「セレクション」となります。

セレクションは、「基礎学力到達度テスト」の「標準化点」をもとに日本大学が推薦候補者を選抜する制度で、標準化点が高い人から順に、学部学科に選抜されていきます。

セレクションを通過すると、学部学科ごとに小論文や面接などが実施され、合否判定が行われます。芸術学部(日芸)のように「実技」試験が行われる学部もあります。

基礎学力選抜方式

「付属特別選抜方式」とは

「付属特別選抜方式」は、高校3年間の成績(評定平均)や部活動などの結果に加え、小論文や面接などの選考の結果で選抜する方式です。内部進学全体の約3割を占める方式です。

「付属特別選抜方式」には「高校別の枠」と「全付属生を対象としている枠」があります。

「高校別の枠」は、校内選考の後、出願となります。

「全付属生を対象としている枠」の推薦要件・選考方法は学部学科により異なります。学部学科ごとの出願資格に基づき、各付属校で推薦者リストが作成され、小論文や面接などの選考が実施され、合否判定が行われます。

付属特別選抜方式

「国公立併願方式」とは

「国公立併願方式」は、日大への内部進学の権利をキープしたままで、国公立大学を受験できる方式です。他私大との併願では使用できない方式で、国公立大学に合格できなかった場合は、必ず日大に進学しなければなりません。学部により実施されない学部もあります。

国公立併願方式

基礎学力到達度テストとは

基礎学力到達度テストは日大の付属校の高校生を対象に行われる統一テストで、約1万人が参加します。以前は日大統一テスト (日本大学付属高等学校等統一テスト)という名称でした。基礎学力到達度テストは、高校1年生の4月・高校2年生の4月・高校3年生の4月・高校3年生の9月の計4回実施されます。「基礎学力選抜方式」で使用されるのは高2の4月・高3の4月・高3の9月の3回分です。

高3の4月までは英語・数学・国語の3教科、高3の9月は英語・数学・国語・理科or社会の4教科が実施されます。

「基礎学力選抜方式」の選考(セレクション)に使われる配分割合は、以下となっています。

英語・数学・国語:
高2の4月が2割・高3の4月が2割・高3の9月が6割

理科or社会:
高3の9月が10割

基礎学力到達度テストを受けると個人成績表に「標準化点」(偏差値に近いもの)が記載されますので、これが選考に使われるスコアとなります。

日本大学の半付属・半進学校

大学の付属校の生徒であっても、他大(特に難関大)を目指す生徒が一定数いる学校のことを、「半付属・半進学校」といいます。

日大の付属校の場合、日本大学高校・日本大学藤沢高校などが「半付属・半進学校」にあたります。例えば、日本大学高校から日本大学へ進む生徒(内部進学率)は5割程度となっています。

日大付属校の偏差値ランキング

以下は全国の日大の付属校(中高一貫校)の偏差値ランキングです。全国の日本大学の付属中学を偏差値が高い順に掲載しています。

「半付属・半進学校」と呼ばれている他大への進学指導に熱心な付属中学・付属高校や、アクセスが良い学校、受検雑誌などに取り上げられて話題となった学校が高い偏差値となっています。

※首都圏模試センターの偏差値
※偏差値に幅があるのは日程・入試方式が複数ある場合
※日本大学山形中学校と札幌日本大学中学校は偏差値データが見つからなかったため、下記ランキングの対象外としています。

1位:日本大学中学校(神奈川県横浜市港北区)
男子偏差値:57~65
女子偏差値:57~65

2位:目黒日本大学中学校(東京都目黒区)
男子偏差値:56~65
女子偏差値:56~65

3位:日本大学豊山中学校(東京都文京区)
男子偏差値:58~64

4位:日本大学藤沢中学校(神奈川県藤沢市)
男子偏差値:57~63
女子偏差値:57~63

5位:千葉日本大学第一中学校(千葉県船橋市)
男子偏差値:51~61
女子偏差値:51~60

6位:日本大学第三中学校(東京都町田市)
男子偏差値:49~59
女子偏差値:47~57

7位:日本大学第二中学校(東京都杉並区)
男子偏差値:57~59
女子偏差値:56~58

8位:日本大学第一中学校(東京都墨田区)
男子偏差値:50~58
女子偏差値:50~57

9位:土浦日本大学中等教育学校(茨城県土浦市)
男子偏差値:40~57
女子偏差値:40~57

10位:日本大学豊山女子中学校(東京都板橋区)
女子偏差値:43~52

11位:日本大学三島中学校(静岡県三島市)
男子偏差値:51~52
女子偏差値:50~51

12位:長崎日本大学中学校(長崎県諌早市)
男子偏差値:42~44
女子偏差値:42~44

13位:佐野日本大学中等教育学校(栃木県佐野市)
男子偏差値:41~43
女子偏差値:41~43

14位:宮崎日本大学中学校(宮崎県宮崎市)
男子偏差値:39~40
女子偏差値:39~40

以上、「日本大学の付属校一覧・偏差値ランキング・日大への内部進学など」でした。